山の稜線の作り方
Nゲージで地形を作る場合、山とトンネルを設けて、その中に線路を通すといったことがよく行われます。これは、走行している電車をあえていったん見えなくすることで空間の広がり、情景の広がりを演出する、Nゲージの常套手段の一つです。
ということで山がよく作られるのですが、普通は、一つの山全体を形作ることはしません。これはスペースの問題が最も大きいです。
山を表現するには裾野も必要なわけですが、トンネルを作るという目的から考えると、裾野部分はそれだけスペースを取るからです。もちろんそこに樹木や人物など別のパーツを配してもよいわけですが、裾野の全周囲までは不要というのが本音です。
ということで、レイアウトの端に、山の一部を切り取ったように形作ります。つまり端は山の稜線となるわけです。
最初にダンボールやベニヤ板で稜線を作ります。続いてそこからレイアウトの中央に向かってなだらかな山を作るのですが、いきなりは無理ですからまずは骨組みを作ってください。
適当なボール紙、板、棒などを立てて支えにしつつ、その上に紙テープや針金、場合によっては網などで山の表面の骨組みを形作ります。最後にある程度の大きさに切った紙を貼り付けて表面を作り、着色したりパウダーを塗ったりすれば完成です。